トウキョウベース、原宿に旗艦店と新業態 エリア7店でインバウンドのニーズに対応

2025/03/07 06:27 更新NEW!


国内ブランドにこだわり、雑貨などを販売するグッドエディション

 トウキョウベースは、グローバル旗艦店「ステュディオストウキョウ」と新業態の土産物ショップ「グッドエディション」を東京・神宮前にオープンした。同エリアへの出店は7店目。インバウンドの増加を受け、海外客向けの品揃えに特化した店を出した。

【関連記事】トウキョウベースの新業態「リタン」 初のレディス単独、社員視点で開発

 ステュディオストウキョウは日本初出店。現在は中国と香港、米国に店舗がある。セレクトショップ「ステュディオス」より客単価が高く「ヨウジヤマモト」「アンダーカバー」など、海外での認知度が高いブランドを揃えている。表参道店では「カラー」「CFCL」なども新規で扱う。

日本初出店のステュディオストウキョウ表参道店

 グッドエディションはギフトや日本の土産物を販売する。デザイナーの服やサンプル品で製作した一点物のだるま、盆栽やスニーカーをアップサイクルしたアート作品のほか、日本にちなんだウェアやバッグなども揃えている。6月には京都にも出店する予定だ。

一点物のだるまや盆栽をアップサイクルしたアート作品を陳列するグッドエディション

谷正人社長 7店でニーズ捉える

「隣接する7店だが、それぞれの役割を分け、お客様の需要に応える」と話す谷社長

 青山エリアに比べ原宿はデザイナーブランドの路面店が少ない。新規出店の2店を含めたこのエリアの7店で、外国人観光客は国内の主要ブランドを買い回ることができる。20~30代の日本のお客様がメインターゲットのステュディオスに対し、ステュディオストウキョウは海外客向けの業態だ。内装も和のテイストを取り入れた。海外で認知度が高い国内ブランドをそれぞれ集積して見せている。グッドエディションはあくまで土産物なので、日用品ではなく、アート性の高い雑貨が品揃えの重点だ。日本の大人客にも楽しんでもらいたい。

茶室のような試着室など、和のテイストを表現するステュディオストウキョウ

関連キーワードピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事