トウキョウベースは、グローバル旗艦店「ステュディオストウキョウ」と新業態の土産物ショップ「グッドエディション」を東京・神宮前にオープンした。同エリアへの出店は7店目。インバウンドの増加を受け、海外客向けの品揃えに特化した店を出した。
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ステュディオストウキョウは日本初出店。現在は中国と香港、米国に店舗がある。セレクトショップ「ステュディオス」より客単価が高く「ヨウジヤマモト」「アンダーカバー」など、海外での認知度が高いブランドを揃えている。表参道店では「カラー」「CFCL」なども新規で扱う。

グッドエディションはギフトや日本の土産物を販売する。デザイナーの服やサンプル品で製作した一点物のだるま、盆栽やスニーカーをアップサイクルしたアート作品のほか、日本にちなんだウェアやバッグなども揃えている。6月には京都にも出店する予定だ。

谷正人社長 7店でニーズ捉える

青山エリアに比べ原宿はデザイナーブランドの路面店が少ない。新規出店の2店を含めたこのエリアの7店で、外国人観光客は国内の主要ブランドを買い回ることができる。20~30代の日本のお客様がメインターゲットのステュディオスに対し、ステュディオストウキョウは海外客向けの業態だ。内装も和のテイストを取り入れた。海外で認知度が高い国内ブランドをそれぞれ集積して見せている。グッドエディションはあくまで土産物なので、日用品ではなく、アート性の高い雑貨が品揃えの重点だ。日本の大人客にも楽しんでもらいたい。
