東京建物は、東京駅八重洲中央口前の大型複合施設「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「トフロム・ヤエス」に決めた。建物はA地区とB地区の2棟で、26年に完工する予定。
(有井学)
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東京駅直結で、東京ミッドタウン八重洲に隣接する。敷地面積はA地区が約1300平方メートル、B地区が約1万600平方メートル。建物の名称はA地区(地下2階~地上10階、延べ床面積約1万2000平方メートル)を「トフロム・ヤエス・ザ・フロント」、B地区の高層ビル(地下4階~地上51階、同約22万5000平方メートル)を「トフロム・ヤエス・タワー」とする。2棟ともに、オフィス、商業施設を入れ、ザ・フロントには診療所など、タワーには健診を行う医療施設や住宅のほか、地上3~6階にぴあ、コングレが運営する劇場・カンファレンス施設を入れ、「東京駅周辺エリアで不足していた文化発信拠点を整備」する。
商業ゾーンはタワーの地下2階~地上4階が主体で店舗面積約6000平方メートル。「江戸の食文化を発信する」飲食店を中心に約70店が出店する。地下にはバスターミナルを整備する。
「ウェルビーイングの向上」をコンセプトとし、温泉ミストによる湯治体験スペースなどを設けたスカイラウンジ、オフィスゾーンの入居企業向けのウェルビーイングフロアなどを作る。