東京ニットファッション工業組合(TKF)は今年度から、「技術のブランド化」を目的に、「トウキョウ・ニット・ブランド」認証企業の商品を対象とした「トウキョウ・ニット商品認証制度」を始めた。
品質保証に加え、素材や縫製などの品質・技術・創造性、サステイナビリティーへの配慮など、独自の審査基準をクリアした商品を認証する。
認証された商品のトレーサビリティー(履歴管理)を開示する方法として、ブロックチェーン技術を活用している。認証書を、NFT(非代替性トークン)化して発行する。商品に付けた下げ札のQRコードを読み込むと、NFTのマーケットプレイス「SNFT」で認証書を閲覧できる仕組みとする。
審査委員長は、すみだ地域ブランド推進協議会理事長で、IMA代表の水野誠一氏が務める。
2月5日に開催された認証審査委員会では、計12点の商品が認証された。認証商品を企画製造した企業は、伊東メリヤス工業、オフィスホドタ、ズーム、ナラハラニット、マルチョウ、丸和繊維工業、和興の7社。