はちや「シンクビー」 海外販売に再挑戦

2018/05/21 05:55 更新


 創業120周年を迎えたレディスバッグ・小物製造販売のはちや(大阪市)は今年から、自社ブランド「シンクビー」で海外販売に再挑戦する。当面、アジアでの市場調査、イベント販売などを始め、足掛かりを作る考えだ。

 現在決まっているのは10月に開く香港そごう銅鑼湾店での期間限定販売。現地の販売代行業者が見つかり、開くことにした。いずれは常設店開設を目指す。6月にはシンガポール、7月にはタイで営業し、進出のきっかけを作る。

 課題はアジアで知名度を上げること。そのためプロモーション活動も検討する。また、シンクビーは生地が主体のバッグのため、レザーとは異なる価値をどう伝えるかもテーマとしている。

 同社は00年代半ばに中国に進出し、小売店を出していたが、いったん撤退している。「日本発ラグジュアリーブランド」という発想は持ち続けており、当面アジアでの知名度向上に力を入れる。

装飾性の高いバッグを揃える「シンクビー」の18年秋冬物


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