アセンブル ブランドとバイヤーをつなぐ新サービス

2018/12/12 06:26 更新


 ファッションビジネス支援のアセンブル(東京)はこのほど、ブランドと小売店バイヤーをニーズに応じてマッチングする新サービス「フォー・バイヤーズ・アンド・ブランズ・ザ・コンシェルジュ」(https://the-concierge.tokyo/)の公式サイトを開設した。本格スタートは19年1月中旬からで、現在は利用者登録を受け付けている。目標の登録者数は、バイヤーを19年中に500人、20年中に1000人、ブランドを19年中に200~300とする。

 同サービスは、無料の利用者登録を済ませた利用者がサイト内のマイページ上でチャットを通じ、コンシェルジュと呼ばれるスタッフとやりとりするもの。利用者は探しているバイヤーやブランドの条件などを伝え、コンシェルジュがニーズに沿った相手を紹介する。マッチング後は、バイヤーとブランドがマイページ上のチャットで直接話せる。展示会情報を閲覧、登録できるカレンダー機能は、利用者登録をせずに利用できる。

 ブランド向けには月額3万円の有料プランもあり、姉妹サービス「ザ・リスト」を併用できる。ザ・リストは、1万件以上のショップ情報を簡単に検索・管理し、ショップにDMやメールでアプローチできるサービス。また、19年1月のサービス開始時にはコンシェルジュとのやりとりが必須だが、今後は有料プラン利用者ならマッチング前にバイヤーと直接、マイページ上でチャットできるようにする計画だ。

 同サービスは、志村剛代表が「これまで個人的に頼まれてやっていたことを事業化した」もので、イメージはお見合いの仲人だ。「いずれはファッションビジネス業界全体をつなげたい」という。志村代表が独立後まもなく17年7月に提供を始めたザ・リスト(利用料3万円)は、現在約40社が継続的に利用している。ショップリストを提供するだけでなく、DMの発注、展示会の開催日程などの相談も受け、細やかにサポートする。

 同社のサービスは志村代表がエンジニアとともに運営しており、営業活動はほぼしていないという。19年中にスタッフを採用し、営業を中心に事業体制を強化する。

利用者登録を受付中(「フォー・バイヤーズ・アンド・ブランズ・ザ・コンシェルジュ」公式サイトトップページ)


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