タイクラボウ 資本効率重視の経営へ 新たな商材、販路を拡大

2024/12/12 11:30 更新有料会員限定NEW!


西澤社長

 タイクラボウ(TKC)は、来期から始まる新中期経営計画で資本効率を意識しながら安定した利益確保を目指す。事業面では、「苦戦部分はテコ入れし、同時に新しいことに挑戦して引き出しを増やす」(西澤厚彦社長)と新商材の開発や染色加工のTTDFとの連携によるタイ一貫生産の強みの発揮、欧米、東南アジア向けなど販路拡大に力を入れる。

(高田淳史)

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 24年上期は好調だった。日本、欧米向けが順調で、生産面では効率的な工場運営ができ、バーツ安も追い風だった。下期は一転して秋冬の追加生産が遅れぎみで、バーツ高により原材料の調達コストが上昇した。通期では当初計画水準で着地する見通し。

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