タイクラボウ(TKC)は、来期から始まる新中期経営計画で資本効率を意識しながら安定した利益確保を目指す。事業面では、「苦戦部分はテコ入れし、同時に新しいことに挑戦して引き出しを増やす」(西澤厚彦社長)と新商材の開発や染色加工のTTDFとの連携によるタイ一貫生産の強みの発揮、欧米、東南アジア向けなど販路拡大に力を入れる。
(高田淳史)
【関連記事】《繊維トップに聞く》クラボウ 取締役専務執行役員 繊維事業部長 北畠篤氏 次期中計へ収益力向上に全力
24年上期は好調だった。日本、欧米向けが順調で、生産面では効率的な工場運営ができ、バーツ安も追い風だった。下期は一転して秋冬の追加生産が遅れぎみで、バーツ高により原材料の調達コストが上昇した。通期では当初計画水準で着地する見通し。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!