帝人フロンティア 「セーブ・ザ・ダック」で三喜商事と国内卸販売業務提携

2022/11/04 06:29 更新


「毎年約2倍のペースで急成長」のブランド

 帝人フロンティアは、独占輸入販売する伊ビーガン・アウターウェアブランド「セーブ・ザ・ダック」で、三喜商事と国内卸販売業務でパートナーシップ提携し、23年秋冬物から連携をスタートさせる。

 帝人フロンティアはグループの環境方針として事業・製品を通じたサステイナブル(持続可能な)活動を継続し、環境に配慮した素材や製品の製造販売を推進している。15年からセーブ・ザ・ダックの製品に使用されているリサイクルマテリアルの主要サプライヤーととなり、20年秋冬からは日本での独占輸入販売契約を結んでいる。日本事業は開始から3年目を迎え、「毎年約2倍のペースで急成長」しているという。

 主な販売チャネルは首都圏と関西圏の主要百貨店や商業ビルでの期間限定店。来秋冬からは、「創業以来長年にわたってインポートブランド事業に携わり、数々のブランドの国内販売を成功させてきた三喜商事との協働により、国内のスペシャリティーストアを通じて多くの消費者へ発信する」(同社)。

 セーブ・ザ・ダックは、「動物・環境・人に配慮した製品を作る」という理念のもと、12年に伊ミラノで誕生したアウターウェアブランド。リアルダウンの代わりに独自開発した高性能素材「プラムテック」を中わたとして使用している。プラムテックは「リアルダウンに匹敵する軽さと高い保温性、通気性、速乾性を兼ね備える」素材だ。

 22年で創業10年目を迎えたセーブ・ザ・ダックは現在、世界43カ国・地域の百貨店やスペシャリティーストアを主力に販売。「サステイナブルなファッションブランドとして新しい価値観を共有するファンを生み出している」としている。



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