タカヤ商事 ファッション重視のワーキングウェア

2018/06/25 06:27 更新


 事業部を越えた連携で強みを発揮したい――ジーンズカジュアルメーカー、タカヤ商事のワークウェア事業部は18年秋冬物から、休日のカジュアルスタイルにも対応できるデニムのワーキングウェア「デニフォーム」を男女向けに販売する。百貨店や専門店向けにカジュアルブランドを販売するジーンズ事業部が企画、ファッションアイテムのノウハウを盛り込んで差別化する。

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 新ブランドはデニムアイテム6型からスタート。パンツは、カーゴポケットやワークポケット付きのペグトップ、ワイドカーゴの3型がある。トップはワークジャケットやベスト、カバーオールを提案する。

 デザインによって、デニムのストレッチや綿100%を使い分け、ワークウェアとしては珍しいパンツのカーブベルト部分にもストレッチ素材を採用する。

 縫製面もジーンズ専用のミシンのみを使って〝違い〟を打ち出す。巻き縫いを多用し、動きやすさを考慮してダーツやタックも採用する。作業時にカラビナが付けられるベルトループ、ペンが入れられるポケット仕様など、ワークウェアとしての機能も充実する。

 一方、誰もが楽しめるファッション性も重視する。S~LLの4サイズ。ユニセックスで着られるシルエットやデザイン、サイズにする。S寸は女性のM寸前後に対応できる。アイテムのネーミングをはじめ、カタログでの見せ方もファッションブランドの蓄積を生かす。

 今後、ブランドとしてSNSも立ち上げ、情報発信していく。

 3900~6900円。ジーンズは3900円が中心になる。

秋からユニセックスで打ち出す「デニフォーム」



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