高島屋大阪店の子供洋品売り場が好調 今春20%増

2017/07/04 04:24 更新


ライフスタイルを提案するディアキッズスクエア

 高島屋大阪店のこども用品売り場「ディアキッズスクエア」が好調だ。3月の改装で雑貨をブランド別から生活シーン別提案にしたことで売り上げを伸ばしている。

 パパ・ママ世代の消費行動が変わったとして、同店は16年9月に新生児衣料・育児用品・マタニティー用品ゾーン「ハローベビーサロン」を再構築したのに続き、ベビーからつながりのあるトドラーとスクール向けのこども用品売り場を再編した。

 ディアキッズスクエアの3~5月の売り上げは、前期比20%増。従来は靴や雑貨、ランドセルなどを商品群別、ブランド別に提案していたが、改装を機に「入学準備、水着、レイン」などの生活シーンやオケージョンを切り口にしたトータルなライフスタイル提案に変えた。

 自らの感性で、ブランド横断でセレクトするのが得意な親世代にとって「選択肢が広がった」と見る。

 人気はコンサルティング機能を持つ子供靴と高価格志向の傾向にあるランドセル。新入学をテーマに、ランドセル以外にもレッスンバッグ、ハンカチを集めた。今後もフロアの顔として季節感のある編集と商品の集積をめざす。

 ハローベビーサロンでも、プレママ・プレパパ、生後半年から1歳のおでかけなど、成長と生活シーンに沿った提案に変えた。大型チェーン専門店と比べると商品点数は限られるが、品揃えの見方を変えた。

 3~5月のインバウンド(訪日外国人)を除く売り上げは、前年比20%増となった。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事