高島屋 「ニッポンものがたり」で限定・独自品を販売

2017/09/08 04:27 更新


 高島屋は、日本の伝統と最新の技術や感性をつなぎ、物作りで協業する「ニッポンものがたり」で、限定・独自品の販売を始めた。毎年、春と秋に実施する全館キャンペーンで、商品領域を横断して企画した。今回は女性のクリエイターらに注目した。日本橋、新宿、横浜、大阪など大型6店を中心に全店で19日まで。

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 婦人服は国内工場と直結したもの作りのプラットフォームを構築する「ファクトリエ」と大草直子さんら3人の女性スタイリストが組んだ。被災地である岩手県や熊本県の工場と商品を開発し、売り上げの一部を義援金として復興を支援する。上質なカシミヤを使ったニット製品やウール混のコクーンワンピースなどシンプルなスタイルを出す。

 子供服は国内繊維メーカーと女性アーティスト、デザイナーが協業した。小林メリヤスや渡辺パイル織物は肌に優しい綿100%のケープやスタイなどを製品化。オケージョン対応でイチ押しは極薄オーガンディ「天女の羽衣」を一部使ったセットアップ(ワンピース3万4560円、ジャケット1万9440円)。タックを入れてボリューム感を出したフィッシュテールなど婦人服のトレンドを取り入れた。

 インバウンド(訪日外国人)に対応し、英語、中国語(簡体、繁体字)を併記した専用カタログを用意したほか、インスタグラムで情報発信する。

極薄オーガンディ「天女の羽衣」を一部使ったセットアップ(ワンピース3万4560円、ジャケット1万9440円) 



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