ステディスタディ デジタルショールームを開始

2020/08/13 06:26 更新


ブランドPR業務をオンライン上で行う

 PRのステディスタディは、ブランドPR業務をオンライン上で行うデジタルショールーム「ENCHANCE」(エンチャンス)を開始した。

 ファッションPR業界は、人と会うことが大部分を占めるが、新型コロナウイルスの感染拡大で制限される場面が増えた。「新たな手法で出会いを紡ぎ、ビジネスの場を創出したい」と、以前から開発を進めていたシステムの公開を前倒しした。エンチャンスは英語のチャンス(機会)とエンハンス(高める)の造語。マーケティング活動を総合的に支援する米・ローンチメトリックスのシステムと一部機能を連携している。

 主なサービスは、オンラインショールームのほか、データベース、PR&オペレーション、ロジスティクス連携。特徴は三つ。一つ目は、ショールーム機能のデジタル化。サンプル管理からリース対応、レポーティングまでを完結し、ロジスティクスサービスを通じて倉庫から直接サンプルを受け渡しする。

 二つ目は、24時間閲覧・貸し出し申請ができる点。これは7月上旬から始めており、サンプルのリースが多いスタイリストに好評で、利用が増えている。

 三つ目のブランドコンテンツの配信・閲覧は、今月中にスタートする。ルック画像だけでなく、ランウェーショーやキャンペーンムービーなどの配信・閲覧が可能になるため、エディターや記者のアクティブユーザーが増えると見込む。

 現在の登録クライアント数は約30ブランド、アクティブユーザーは約400人。ファッション誌のスタイリストを中心に、エディターやジャーナリスト、ライターが多い。段階的にインフルエンサーやクリエイターなどへの拡大も検討している。



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