環境配慮の次世代素材として注目されている人工たんぱくが、商業化の壁に直面している。00年代以降、世界で相次いでスタートアップが登場し、大型の資金調達を成功させるなど話題を集めた。だが米ボルトスレッズが事業停止、旧スパイバーが私的整理となり、困難さも浮き彫りになった。一方、米クレイグ・バイオクラフト・ラボラトリーズ、独アムシルクなどは今後、量産フェーズに移行し、商機をうかがう。
(中村恵生)
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投資が後押しも苦戦
人工たんぱくの研究は古くからあったが、近年は投資の盛り上がりが後押しし、スタートアップによる新素材開発が注目を集めてきた。遺伝子を組み換えた大腸菌など、微生物発酵によってたんぱくを製造し、これを繊維などに利用する手法が中心だ。
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