スポーツ用品関連上場企業の23年4~12月連結決算は、グローブライドを除いて増収となったが、大幅な減益も目立った。スポーツイベントの正常化や学校部活動の再開などから市場回復が引き続き進んでおり、売上高は順調だった。しかし、利益面ではマーケティング費用といった広告宣伝費や人件費をはじめとした販売・管理費の増加などにより減益が大半を占めた。それでも、通期決算では引き続き増収増益を予想しているところが多い。
ミズノは主力の日本で注力するサッカーが好調で、野球やバレーボールなどの競技スポーツも順調に推移し、非スポーツのワークビジネスやライフスタイルシューズも伸ばした。グローバルでもサッカーやインドアシューズが拡大し、ECやアジアでの販売も伸長、ライセンスビジネスの南米などでの販売も好調なことから通期利益予想を上方修正した。
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