繊研新聞社が実施した「23年度専門店ランキング調査」では、87社合計の売上高が19年度実績を上回った。全体の6割強を占める上位10社が揃って前年比増収となったことが大きい。個別には19年度比減収の専門店が依然、半数を超える。大手や主要業態の10年間の推移を見ると、コロナ禍からの回復度合いや成長性の差が一層広がったことがわかる。
(柏木均之)
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カジュアルに伸びしろ
コロナ禍が直撃した20年度売上高が19年度実績を上回ったのは大手では3社だ。商品、販売政策の立て直しの効果が出たしまむら、一般向けカジュアル業態の出店を増やしたワークマンは4年連続増収となった。22年度は減収のジーユーも、すでに20年度で19年度実績を上回っており、拡大基調が続く。
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