双日インフィニティはフランスのメンズカジュアルウェアブランド「セルジュ・ブランコ」と日本総代理店契約を結び、新ブランドとして18年春夏物から百貨店で販売を開始する。「仏本国とアパレル側、流通側がそれぞれの役割を明確にすることで新たなブランドビジネスの可能性を探りたい」（小野浩平社長）としている。
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同ブランドは92年にスタート。80年代のフランスを代表するラグビー選手、セルジュ・ブランコ氏をイメージしたスポーツマインドのライフスタイルブランド。アイコンはラガーシャツ。カジュアルウェアを中心にスーツ、服飾雑貨まで揃える。25歳～50代男性を中心ターゲットに設定する。
現在、直営店はパリの路面店や百貨店内など38店、卸販売は欧米中心に88店。今春夏以降、日本やスペイン、オランダなどにも拡大する。
日本では21日の阪急うめだ本店に続き、3月7日に伊勢丹新宿本店メンズ館にオープンする。中期的に10～20店の出店を計画する。19年に日本で開催されるラグビーのワールドカップもあり、大人の男性を主力顧客に今後の成長が期待できるとみている。
春夏物の中心価格は、アウター4万9000円、ジャケット5万9000円、シャツ2万3000円、パンツ2万6000円、カットソートップ1万7000円、ニット2万6000円、雑貨2万円。
従来型のライセンスビジネスとは異なり、仏本国で培ってきたブランドのフィロソフィーなど核の部分を大事にしながら、双日インフィニティが日本市場に合ったサイズ感や欠落アイテムなどを企画し、MDを補完する。さらに接客・販売など店舗運営を担う。流通側とは販促やマーケティングなどを含め、共同で市場での差別化に取り組む。
