スノーピーク 家具事業に本格参入 カスタム容易、拡張性高く

2021/10/26 06:28 更新


スクエアセットの設置事例

 スノーピークは22年春、家具事業に本格参入する。柱とはり、天板などを組み合わせ、目的・用途に応じてパーソナルスペースが作れるモジュール式の家具ブランド「TUGUCA」を立ち上げた。スノーピーク直営店やインテリアショップなどで展示販売する。代理店を通じオフィス需要も開拓する。

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 取り付け金具を固定できるヒノキ材の柱に、梁やオプションのウォール、ラックなどを自由に取り付けられる仕組み。設営に工具は使わず、レイアウトも容易に変更できる。パーツごとのばら売りも可能だが、店頭では3タイプのセット別に打ち出す。柱を2本使うウォールセット(税込み25万3000円~)はディスプレーやパーテーションとして活用でき、柱を3本使うL字のコーナーセット(38万5000円~)は部屋の一角に半空間を作るのに適する。柱を4本使うスクエアセット(60万5000円~)は自由度が高く、書斎やカウンターなど、空間内に独立したスペースを作り出せる。柱に付けるパーツには、バーナーなど既存のキャンプ用品「IGT」も組み合わせ可能。

 「フィールドに住空間を作ってきたキャンプの体験を、日常の暮らしの中にもつなげていきたい」として開発した。来春の販売に向け、今秋からは体験展示会を全国で開催し、予約を受け付ける。東京では11月7日まで二子玉川蔦屋家電で体験会を行っている。

 教育玩具などのボーネルンドやボタニカルショップ「ソルソホーム」らの事例を見せ、来場者のイメージを膨らませる工夫も凝らした。

コーナーセットの設置事例


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