新宿ミロード 春改装で雑貨拡充

2015/03/06 06:00 更新


 小田急電鉄が運営する新宿ミロードは今春の改装で、レディスファッション・雑貨を主体に13店を刷新した。

 ウエアを展開しているショップを含め、雑貨を拡充するとともに、新業態1号店の導入や館特性に合わせたMDの強化によって、売り上げ拡大を目指す。2月18日に新店7店と改装店6店がオープンした。

 2月18日に新店7店と改装店6店がオープンした。新店はレディスファッションで、ニコルの新業態「バーガー179/WGニコルクラブ」、オーセンティックの新業態「シュクルアンキューブ」を全国で初めて導入。

 このほか「ジ・エンポリアム」「アクシーズファム・ポエティック」「アールエヌエーエヌ・リソースコンプレックス」、服飾雑貨「エクルーガレリア」、コスメ「サバイ・フロム」を入れた。

 バーガー179はアメカジテイストのウエアを軸にシューズ、バッグ、帽子など、シュクルアンキューブはナチュラルテイストのウエアを主力に小物を充実、アクシーズファム・ポエティックやジ・エンポリアムも雑貨の品揃えを強化。

 「集客力向上とウエアとの買い回りの促進」(簑輪正樹所長)を図った。

 さらに、改装した「マジェスティックレゴン」「レトロガール」では店装を大人らしくしたり、レディスシューズ「レイジースワン」では「他店に比べて良く売れる」リボンを使った商品を増やすなど、館特性に合わせたMDを強化した。

 同館は前期(14年3月期)に増収を確保したが、今期は売り上げの主力であるヤングレディスカジュアルブランドの低迷などが響き、減収となる見通し。

 「入館客数は増えているものの、購買客数が減少している」という。春の改装で「購買のきっかけになりやすい」雑貨を増やし、新業態を含めて館の独自性と新しさを出すことで、購買客数拡大を狙う。改装区画は「客数、売り上げともに伸びており、順調」という。



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