渋谷109とメルカリ〝売れる福袋〟で商戦を盛り上げ

2019/12/19 11:00 更新


 フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは20年1月2~5日、渋谷109に期間限定スペース「メルカリ・ポップアップ」をオープンする。同館の初売りに合わせたもので、客は各ショップで購入した福袋を開封して商品を撮影したり、梱包(こんぽう)する場所として使える。福袋の不要な商品をすぐに「メルカリ」に出品できるように、梱包資材を封入した「売れる福袋」を配布する。

 渋谷109は福袋を販売するだけでなく、使用しない商品の出品までをサポートすることで、福袋の購入を後押しする。福袋は近年、ECサイトで事前予約するなど店頭販売の市場が縮小傾向にあるが、渋谷109では毎年長い行列ができる冬の風物詩。福袋の中身をすぐに確認して、「使用しないものはその場で物々交換したり、メルカリに出品するという購買行動が当たり前になっている」ため、協業を決めた。

 メルカリは19年の「福袋」というワードを含む商品の出品数が3年前との比較で約2倍に増加しており、さらなる出品数の拡大を見込む。また「売れる福袋」は同社のスマートフォン決済サービス「メルペイ」を利用した客を対象に配布するもので、キャッシュレス決済で若年層のユーザーを獲得する狙いもある。

梱包資材を封入した「売れる福袋」を配布する


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