【上海支局】中国で新型コロナウイルスオミクロン株感染が拡大するなか、上海では多くのエリアでロックダウン(都市封鎖)に近い厳しい予防措置が取られている。今後1~2週間は企業活動に大きな影響が出そうな状況だ。繊維・アパレル関連は3~4月が22~23年秋冬向け素材展示商談の重要時期だが、個展開催や相手先訪問もできないため頭を悩ませそうだ。
上海でのオミクロン感染拡大は3月に入ってから。徐家匯など複数地区で感染者が見つかり、住民1万人単位対象にPCR検査が行われる事態に至った。その後8日に地下鉄静安寺駅直結で日本企業も多く入居しているオフィス兼商業ビル・越洋広場が封鎖となり、25日から始まる予定だった22~23年秋冬上海ファッションウィーク(FW)の延期が発表(日程未発表)された。
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