セブンバイセブンが代々木上原に路面旗艦店 ブランドの世界をより濃く伝える

2023/10/13 12:30 更新


 デザイナーの川上淳也が手掛ける「セブンバイセブン」は10月7日、東京都渋谷区の代々木上原エリアに路面の旗艦店をオープンした。今年8月に出店した伊勢丹新宿本店メンズ館に次ぐ2店目の直営店。シーズンコレクションに加え、物作りの原点を感じさせる古着やスペシャルピースを扱い、ブランドの世界をより濃く伝えていく。

 代々木上原駅から徒歩5分ほどの、飲食店や古着屋が点在する通り沿いにある。売り場面積は約43平方メートル。川上が古着の買い付けを始めたサンフランシスコに滞在していたときの建物の作りを反映し、柔らかな白の壁面に曲線のシルエットを取り入れた。モダンで温かみのある空間となっている。

曲線を取り入れ、モダンで温かみのある雰囲気に

 この秋冬の新作の下には、今年9月のショーで使ったウエスタンブーツを並べて販売している。ビンテージ製品を裁断してリメイクした一点物のショートブーツだ。店の奥では古着も若干扱う。デニムにボアを貼り合わせた「ラングラー」のピージャケットはメンズのXLサイズだが、「当時はぴったりめに着用していて、今、普通の体形の人がドロップショルダーで着るとちょうどいい。今のセンスに合ったものを提案しながら、変化のある店にしていきたい」と川上。

セブンバイセブンと親和性のある古着などをセレクトした

 店内で使っている鉄製の椅子にも川上らしいアイデアが見える。古いメキシコの椅子の枠組みを残し、ビンテージのベルトを巻き付けて張り替えた。

ウェスタンブーツ同様に、ショーに登場した「ルースターキング&カンパニー」のカービングバッグも旗艦店限定で販売している


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