地方創生という施策のもと和食が見直され、米への関心も高まっている。米とは日本文化の基底をなすイネ科植物の「タネ」である。日本人は「タネ」のみならず茎から生活用具を作ってきたことをみると、植物と食と衣の関係はアイデンティティーの問題とも言える。今回はイネを入り口に「日本の繊維」と地方創生について考える。
(衣服造形家、繊維文化研究家 眞田岳彦)
里の植物と繊維
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