【ウェビナー採録】セールスフォース・ドットコム主催プロセス製造業のデジタル変革～その一歩の踏み出し方～

　このほどセールスフォース・ドットコムが主催したウェビナー「プロセス製造業のデジタル変革～その一歩の踏み出し方」では、東京大学未来ビジョン研究センターシニアリサーチャー小川紘一氏と、DIC株式会社コーポレートコミュニケーション部マネジャー　西村晋氏がゲストスピーカーとして登壇し、これからの製造業の未来を語りました。

　下記から当ウェビナーの採録をダウンロードいただけます。

■「デジタルトランスフォーメーション（DX）が進む2020年代の我が国製造業をどう方向付けるか」

―2020年代の我が国製造業

　プロセス製造業のデジタル変革が2020年代に本格化するが、その時、我が国の製造業をどのように方向づけるかという観点から話していきたい。

　今起きていることは、100年に一度の経済革命だ。モノからくる情報をつなぎ合わせて新しい経済効果を生み出す時代になった。金融業や小売業の機能もスマホなどでサイバー空間へとシフトしている。既存の全ての産業でゲームチェンジが起きているのだ。クラウドで膨大な異なるデータをつなぎ、データが新たなサービスを生み出している。20年代は産業データの時代になる。人知を超えた全体最適や、マッチング・マーケティング機能、シェアリングサービスなど産業データがつながることでこのような新たな経済効果が生まれる。人の移動無しでのモノの移動も生まれる。…

■「ビジネスの課題に不可欠だったSalesforceの導入」

―アフターコロナの必須ツール

当社DICは印刷インキや有機顔料、合成樹脂などを製造・販売しています。今回は、販売・営業の仕組みとプロセスをどう改善すれば良いのかや、DICの実際の取り組みを踏まえて紹介します。まず初めに、アフターコロナの働き方は大きく変わります。セールスフォース・ドットコムのようなツールはますます必要不可欠になることを強調させていただきます。

　私は18年1月に、社内でのデジタルマーケティングの旗振り役を担うことになりました。営業畑が長く、その時までセールスフォース・ドットコムのセの字も知りませんでした。ただ、ITシステムに強いメンバーでなく、自分のような異色の存在が推進することが、スムーズな導入や社内での調整に役立ったと思っています。…

■セールスフォース・ドットコムによるデモンストレーション

　グローバル経済が大きな打撃を受け、将来の見通しを予測するのは難しくなっているなかで、企業にとっては市場の変化や顧客動向をいち早く捉え、それに速やかに対応することが重要になります。企業内で情報が分断されていると大きな機会損失につながります。今回は、Salesforceの使い方について実際の画面を用いてデモンストレーションいたします。

　Salesforce を活用すると、取引先情報や過去にコンタクトを取った担当者の氏名や連絡先、営業案件の詳細や問い合わせ情報、提案見積書などの資料ファイル、電話やミーティングなどのコンタクト履歴といった顧客にまつわる情報をひとつにまとめて全社で共有することが可能です。…

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