ビームス、ベイクルーズ、ユナイテッドアローズのセレクトショップ3社は2月21日、デジタル活用に積極的な各社の販売員を登壇者に、販売員向け合同勉強会を行った。東京・神宮前のビームス本社からウェビナー配信し、SNSや自社ECでのスタイリング投稿の見せ方や、発信のモチベーションについて語った。
販売員の価値向上を目的に18年から行い、ウェビナー形式では3回目。ビームス恵比寿店のHeg.(へぐ)さん、エディフィス新宿店の三浦健司さん、グリーンレーベルリラクシング自由が丘店の栗本朋香さんが登壇した。3者は、スタイリング投稿に意欲的で売り上げも高く、SNS発信も行っている。約70人が視聴した。
へぐさんは、自身もECの買い物に苦手意識があるといい、商品投稿では「自分がどんな情報が足りないから不安なのかを考え、見る人に親身に感じてもらえるよう気を付けている」「デジタルの経験で接客力全体を向上できた」と強調した。
三浦さんは「店舗の接客で感覚で伝えている部分をデジタル発信では言語化して意味を考えて写真や文章で伝えるので、接客に生かせる。ファンづくりもデジタルに力を入れて広げられた」と述べた。栗本さんはライブコマース出演の際、意識して動きを付けることで商品の見せ方や視聴者を飽きさせない工夫をしているとし、「店頭に来ないお客様の役に立てていることはモチベーションになる」と笑顔で話した。