【センケンコミュニティー】ラグビー愛と日本代表への熱き思い W杯開幕記念、業界の経験者が語る
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会が、今日から始まる。今回のセンコミでは、アジア初のW杯を盛り上げ、日本代表を全力サポートするため、業界のラグビー経験者に「桜ジャージー」を着てもらい、応援メッセージやその魅力を語ってもらった。レジェンドたちの熱い思いを聞き逃すな!
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◆教え子の活躍がうれしい
「プレミアム・アウトレット」を展開する三菱地所・サイモン専務取締役 前田達也さん
「不動岡高校、武蔵大学で7年間ラグビーをしました。ポジションは、ウイングやフルバック。社会人からは指導者の道を歩み、20代は武蔵大学でテクニカルコーチ、30代では地元のラグビースクールでコーチをしました。昨年からは再び武蔵大学でマネジメントコーチをしています。教え子には大学や社会人トップリーグで活躍する人もいて、うれしいですね。日本代表では同じポジションで文武両道の福岡堅樹に注目してます」
◆高校生と今も汗と涙流す
ワールドの事業子会社、アルカスインターナショナルの企画管理部部長兼オルベネ屋号長 山西伸幸さん
「中・高・大学とラグビーをし、ワールドでも部に所属してました。ポジションはスクラムハーフ。忘れられないのは、大学3回生時に出場した大学選手権の準決勝で、6万人の観客が詰め掛けた国立競技場で初めてプレーしたこと。興奮と緊張で前半は地に足がつきませんでしたが、すばらしい経験でした。今は神戸市立科学技術高校でコーチをしてます。公立校ですが、昨年は県決勝に進み、強豪の報徳学園と戦えるまで成長しました」
◆平尾氏の遺志継ぎ成功を
ドラマ「スクールウォーズ」のモデル、伏見工業高校でロックを務めた、丸井国分寺マルイ営業担当マネジャー 田中優司さん
「山口(良治)先生の指導は厳しいだけでなく、アカデミックでした。先生の人脈を通じ様々な分野の優れた方々から指導される機会を得たのも貴重でした。〝花園〟の決勝で接戦を制し優勝できたのも、それまでの教えのもと、最後まであきらめずに戦えたからです。今W杯は、同期の故平尾誠二さんが日本ラグビー協会の理事時代に招致担当として奮闘した結果、実現したもの。平尾さんの遺志を継ぎ、何としても成功させたいですね」
◆最終戦でラグビーの神髄
「伊勢丹ラグビー部」最後の部長、三越伊勢丹執行役員伊勢丹新宿本店長 近藤洋さん
「01年1月に行われた伊勢丹ラグビー部の最終戦は思い出深いものでした。その日、東京には十何年ぶりの大雪が降り、中止も覚悟しましたが、なんと他チームの関係者が総出で雪かきしてくれ、試合ができたのです。これこそがラグビーの神髄ですね。三越伊勢丹が、味や瓶の形状、ラベルの異なるビールを6種類用意し、『ノーサイドビール』として売り出したのは、そんなラグビーの魅力を伝えたかったからです」
◆徳永祥尭選手に期待
関西学院大学の先輩後輩、東レ婦人・紳士衣料事業部婦人・紳士織物第2課 皆越翔さん、原田陽平さん
「大学4回生時はバックスリーダーとして120人もの部員をまとめる役割でした。この経験は今も仕事で生きています。同じ歳のリーチ・マイケルは正に侍。日本人以上に日本人の精神を持ってますね」(皆越さん)
「4回生時に関西Aリーグで優勝、全国ベスト16になりました。今回代表に選ばれた徳永祥尭は、高校・大学でのチームメイト。全国大会で見せた、体を張った献身的なプレーが目に焼き付いています」(原田さん)
◆耐える力が付き前向きに
「サンウルブズ」に「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」で公式スーツを提供したオンワードパーソナルスタイル第一営業本部販売一部ゼネラルマネージャー 木村哲也さん
「東海大相模と東海大の7年間、ラグビー部に所属しました。ポジションはロックです。とにかく練習がきつかったのですが、その分、同期との結束は強まったり、『ここを乗り切れば次がある』と前向きな考え方を持てるようになったりしました。高校最後の試合となった桐蔭学園との県大会準決勝は、敗れはしたものの、プロップと息を合わせラインアウトを次々とマイボールにできたので、印象に残っています」
◆公立高でブロック優勝
帽子メーカー、栗原社長 栗原亮さん
「高校時代にラグビーでロックをしていました。私立の強豪が多い兵庫で、公立校ながら県の新人戦でブロック優勝を果たしました。小柄なメンバーが多かったので、小さいチームでどう勝てるか、自分たちで問題意識を共有し、研究して解決案を作り、よく実践していましたね。W杯では強豪国が数多く日本に来ることにまず興奮しています。代表で期待するのは、リーチ・マイケル。献身的なプレーにいつも心を動かされています」
◆田中史朗選手が決める
衣料品などの企画・製造・輸出入・卸売りを手掛けるフェニックスインターナショナル代表 脇坂大樹さん
「ラグビーをしていたのは高校時代です。当初ポジションはセンターでしたが、副主将となった3年にスタンドオフに変更。目指したのは、華麗なパスラグビー。サインプレーを多用し、相手の裏をかく攻撃を試みてました。ステップワークで相手を抜くのも好きでしたね。代表では、試合を左右するスクラムハーフを務める田中史朗選手に注目しています。前回成し得なかった決勝トーナメント進出はしてほしいですね」
◆いつの間にか試合に
三越伊勢丹女子ラグビークラブ「MIラガール」メンバー 伊勢丹新宿本店外商部第一担当第二営業プライベートスタイリスト 中村和代さん/同婦人・子供・学校法人MD統括部新宿婦人営業部クローバーバイヤー 大谷宏子さん
15年3月に発足したMIラガールは、ボールを使った全体練習と、筋トレを毎週するほか、ラグビーの普及活動にも取り組む。メンバーは十数人で、二人の参加率は高い。
「自分以外の家族が皆、ラグビーをしているので、やりたい気持ちを持ってました」(中村さん)
「初めはマネジャーとして参加していましたが、実際にボールを持ち、パスを回すと楽しくなり、気付いたら試合に出るようになってました」(大谷さん)