ローズバッドは今秋、オリジナルの新ライン「ミチ」を立ち上げる。エスニックやストリートテイストなどのミックス感を得意とする従来のオリジナルとは異なり、モードな雰囲気を加えた上品なカジュアルアイテムを提案する。ファッション感度の高い30~40代女性を狙う。セレクトショップとして「オリジナルを前面に出すよりも、数あるブランドの一つとして選択肢を広げられたら」という。
コンセプトの一つにエージレスを掲げるが、年齢とともにライフステージが変わり、従来の提案だけでは満足できなくなっている顧客が増えているため、新ラインを立ち上げた。ミチが狙う客層と同年代のスタッフがデザイナーを務め、「従来よりも素材の質やデザイン性の高い物を作りたい」という思いを形にした。サイズを大きくして体形をカバーするのではなく、「気の利いたパターンで品良く着こなせる服」を意識する。
今秋冬物は約30型作った。9月はカットソーやシャツ、ワンピース、11月はニットやコートを中心に出す。極太の棒編みのボリュームニット(2万3000円)やスヌードを取り外せるドロップショルダーのコート(3万8000円)、ノンウォッシュのライン入りジーンズ(1万7000円)など、スタイリングで見せるのではなく「単品でかっこいい物」を揃える。中心価格はコート3万8000~4万2000円、ニット1万9000~2万3000円、ボトム1万6000~1万8000円など。
渋谷本店や大丸東京店、銀座店など9店と直営オンラインストア、ゾゾタウンで販売する。
ボリューミーな袖のコートやニットなど、単品で様になる上品なカジュアルアイテムを揃える