ライザップGのイデアインターがシカタの全株式を取得

2018/04/06 17:32 更新


 ライザップグループでインテリア雑貨等を製造、販売するイデアインターナショナルは6日、バッグ企画、製造のシカタ(京都市、松岡秀人社長)の全株式を取得することを決めた。インテグラル1号投資事業有限責任組合などから取得する契約を締結、株式譲渡の実行は27日を予定している。

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 シカタは1969年の創立。女性向けバッグのOEM(相手先ブランドによる生産)のほか、SPA(製造小売業)事業では「イザック」を出店、仏バッグブランド「ラ・バガジェリー」のライセンス販売も手掛けている。

 10年には投資会社のインテグラル傘下となり、現在の株主構成は、インテグラル1号投資事業有限責任組合83.9%、インテグラル9.3%、志方剛氏6.8%。今回、イデアインターナショナルは全株式(291万9600株)を15億9410万円で取得する。

 イデアインターナショナルはシカタの完全子会社化で、「シナジーを発揮し、両社の持続的な成長に向けて、迅速に取り組む」考え。生産流通における効率化、新たなカテゴリーの開発、両社の販売チャネル活用による収益アップなどを推進する。

 シカタの17年2月期連結業績は、売上高47億4555万円、営業利益2億5105万円、経常利益2億3067万円、純利益1億7025万円。一方、イデアインターナショナルの17年6月期業績は、売上高72億500万円、営業利益4億100万円、経常利益3億3400万円、純利益2億9500万円。



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