次回ピッティの概要発表 「シモーン・ロシャ」「DSMケイ・ニノミヤ」がメンズのショー

2026/04/27 14:00 更新NEW!


 6月16~19日にフィレンツェで開催されるピッティ・イマージネ・ウオモの概要が都内で発表された。第110回ピッティ・ウオモは700以上のブランドが出展する予定となっている。テーマは「POOL」(プール)。会場となるバッソ要塞(ようさい)のプールにダイブしてみれば?というコンセプトだ。

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6月16~19日にフィレンツェで開催

 デビッド・ホックニーの色からイメージしたブルーでキュレーションされるイメージ画像、バッソ要塞の中央広場のインスタレーションでは仏の靴デザイナーのフィレオ・ランドウスキがレバノン出身アーティストのパスカル・ハッケムと協働して、プールの裏側にあるパイプからアート作品を展示する。

 展示セクションでは、「I Go Out」セクションに力を入れる。前衛的なアウトドア雑誌の『バーニッシュマガジン』と協業してブランドのセレクトや体験型の見せ方をする。また「Hi Beauty」では最先端のフレグランスの世界に特化した特別な空間を作る。日本の物作りを発信する「Jクオリティ」をはじめ、韓国ブランドを紹介する「コードコリア」や中国ブランドを集めた「チャイナウェーブ」、フランスやスペインのブランドを集めたセクションも充実する。

 スペシャルイベントは、まず「シモーン・ロシャ」が初のメンズだけのコレクションを発表する。モーツァルトもピアノ演奏したフィレンツェの歴史ある劇場でのショーとなる。アイルランドと香港の二つのルーツを持つシモーンの詩的なビジョンと、フィレンツェの歴史的背景が融合する。

 「DSMケイ・ニノミヤ」は宗教的な施設でのショーを予定している。ドーバーストリートマーケットのレーベルであり二宮啓の視点を加えたデザインが特徴で、27年春夏メンズウェアコレクションを発表する。二宮のパンク精神とフィレンツェの歴史的な空気が融合する。

 「ジヨンキム」はLVMHヤングファッションデザイナープライズのファイナリストにもなった韓国人デザイナー。「サンブリーチ」技法による実験的アプローチで知られる。20周年を迎えたコペンハーゲン・ファッションウィークからは「サンフラワー」がスペシャルプロジェクトのランウェーショーとして発表する。また、イッツ・コンテストの受賞者デアルウィリアム・パーマーもスペシャルイベントを行う。

■ラファエロ・ナポレオーネ会長

 ピッティ・ウオモは55周年、110回目となります。世界情勢は難しいけれど、ピッティでやれることを信じて開催する。世界の5分の1のガス、オイルが中東経由となっている、幸いなことにイタリアはノルウェーやアルジェリアからの供給が多く、他の国よりは影響が少ない。ただ人々の精神面では買い物などに影響もある。世界的にメンズイベントがクローズされている中で、ピッティは続けていきたい。トレードフェアがなくなると、ファッション業界が集まる機会もなくなる。ファッション業界にはそんな機会が大切。今回も1万1500人のバイヤーが来場する予定で、その45%が海外からの参加となる。日本からの来場者はここ2回で増えてきている。世界情勢は厳しいが、ポジティブに考えていきたい。

ラファエロ・ナポレオーネ会長


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