ピエクレックス PLAの循環インフラを整備 企業や自治体、学校が参画

2023/12/01 07:59 更新有料会員限定


堆肥として使えることを確認できた製品には「P-FACTS」の認証マークを付与して販売できる(「ピエクレックス」製品サンプル)

 村田製作所と帝人フロンティアの共同出資会社ピエクレックス(滋賀県野洲市)が、ポリ乳酸(PLA)ベースの圧電繊維「ピエクレックス」で独自の循環インフラ「P-FACTS」(ピーファクツ)の整備を始めた。物作りから製品回収、堆肥(たいひ)化、農業や林業での利用に至るプロセスには企業や自治体などが参画し、実証実験に協力している。

(小堀真嗣)

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 ピエクレックスは、電気の力による抗菌性で衛生機能のニーズに応えるとともに、生分解性を利用し「使い終わった後に単純廃棄ではなく、堆肥として再利用できる」点を訴求している。

 同社は、専用のコンポストを活用した実験・検証を経て堆肥として使えることを確認できた製品に限り、認証マークを付与し、販促につなげる。「まずは大事に長く着用してもらうことは大前提」とした上で、使えなくなった製品はP-FACTSでの処理を提案する。

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