「ペイデフェ」26年春夏 食虫植物をモチーフに 映像作家とショートムービーを制作

2025/11/13 14:00 更新NEW!


 「ペイデフェ」(朝藤りむ)は26年春夏、食虫植物をモチーフにしたコレクションとともに、映像作家の平木希奈氏と協業したショートムービーを制作した。10月末に東京都内のミニシアターで上映会を行った。

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 ムービーは、プレートに載ったケーキを食べる女性のシーンで始まった。その頭にはハエトリソウを模したボンネット。内部のつやつやした赤い粘液が虫をとらえる。食虫植物を繊細に表現したジャカードのビュスティエ風キャミソールに、ピンクのリボンのレースアップで体のラインを強調したタイトスカートを合わせて、フェティッシュな雰囲気。プリント柄のパフスリーブドレスは、ウエストの両サイドをカットアウト。ミニフリルで縁取り、ドローストリングできゅっと絞る。

ペイデフェ

 毎シーズン、独自のストーリーを描きながら妖艶(ようえん)なコレクションを制作する朝藤だが、メイクやモデルのしぐさが加わり、女性性のリアリティーを感じさせる映像に仕上がった。

ペイデフェ

 テーマは「mucilage」。シンパシーを感じ協業に至った2人は「女性から発信する女性の美しさ、女性が主導権を持ってエロスを表現すること」を一つの形で見せた。

(須田渉美)



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