25年春夏パリ・ファッションウィーク 上質さをノンシャランに

2024/10/02 06:30 更新有料会員限定


 【パリ=小笠原拓郎、須田渉美】25年春夏パリ・ファッションウィークは、上質な素材をシンプルなラインに収めたデザインに勢いがある。この間、クワイエットラグジュアリーと呼ばれたラインと共通するものだが、よりノンシャラン(飾らない雰囲気)を強調したスタイルやスポーツの要素を取り入れたスタイルが増えている。

(写真=エルメスは大原広和)

 ザ・ロウはノンシャランなムードに上質さを閉じ込めた。シンプルなペインターパンツと合わせたTシャツの重ね着は、さり気ない雰囲気。しかし毛羽だったTシャツの柔らかな風合いが気持ちよさそう。まず、その飾らないスタイルに、この春夏のザ・ロウの本質を感じることができる。ノンシャランなムードは様々なアイテムの裏地を見せるようなコーディネートにも感じる。例えば、スカートのウエストパーツを折り返して白い裏地をのぞかせ、ボリュームのあるトップの袖口から白い裏地を見せる。グレーのリネンドレスはカットオフの襟元から白い裏地が繊細さをアピールする。

ザ・ロウ

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