パルコは日本スタートアップ支援協会(JSSA)と共同で、スタートアップ企業が自社製品やサービスをプレゼンテーションするイベントを本社で開いた=写真。現在建て替え工事中で、19年秋に新施設として開業する渋谷パルコで実現したいアイデアを各企業がプレゼンテーションした。アイデアを活用するかは今後検討する。
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JSSAと協議して選定した7社が参加、6社がプレゼンテーションした。
商業施設内の飲食店の空席状況データがデジタルサイネージ(電子看板)で掲示されるシステムを開発・運営するバカン、IoT(モノのインターネット)を活用した植物の生成などを行うグリーンコンチネンタル、ヒールが選べる婦人靴をECで販売するニューワールドカンパニー、消費者がオリジナルのアクセサリーを作れるアプリを運営するファンアップなどが渋谷パルコとの協業企画などを提案した。
渋谷パルコは「時代が大きく変化し、消費の仕方や価値観が多様化する中で、次世代型SCの枠を超え、刺激を与える新しいSCを目指す」(柏本高志執行役渋谷プロジェクト担当)という。今回のイベントは新しい製品・サービスを開発するスタートアップ企業と「つながりを持ち、新しいパルコを作るための機会」として実施した。今後も同様のイベントを開き、様々なアイデアを集める考えだ。