パルの新業態「ボンバザール」、来秋始動

2016/12/07 06:00 更新


 パルは、レディスの新業態「ボンバザール」を立ち上げる。三つのカテゴリーごとに店内に屋台が並ぶようなイメージの内装にし、お客がくつろいだりワークショップを開くフリースペースも設ける。地方に住む高感度な女性やその家族に向け、まずネット販売からスタートし、17年秋からSCへ出店する。

 主な対象は30代以上の女性。地方在住で、買い物で都心には出てこないおしゃれ層のニーズを狙う。面積は165平方メートル程度を想定。

 SCの大型店は品番数が多く、かえって買い物しづらいこともあるとして、ボンバザールは商品量を絞りつつカテゴリーごとに空間も変えて分かりやすい売り場にする。

 商品は、レースやジャージーなど様々な素材の白い服を扱う「ホワイト」、エスニックテイストの柄物などの「エッセンシャル」、ボーダーやストライプなどシンプルで長く着られる「タイムレス」の三つ。それぞれのブースを屋台風に見せる。

 中心価格は、ブラウス、ニット、ボトムで8900円。オリジナルのレディス服をメインに、一部、仕入れのキッズ、ユニセックス商品や、服飾雑貨もある。

 店内のフリースペースは、カップドリンクやお菓子の自動販売機、地方のフリーペーパーを置いて、パパや子供にも楽しく過ごしてもらう。ワークショップは、ひな祭りや自由研究など生活に密着したテーマを考えている。

 当面、半年に1店くらいのペースでSCに出店し、その後、商業施設に限定せず、例えば印刷工場や幼稚園の跡地も想定する。地域に根差した店を目指し、各地の工芸品なども扱いたいという。

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商品は3カテゴリーがあり、それぞれ屋台風の空間で販売する


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