東京都で回収される粗大ゴミの中でもふとんは最多の品目で、2015年度に94万個だった回収数は2021年度には103万個に達し、増加傾向が続いています。通常、処分されたふとんは破砕・焼却・埋め立て処理が行われますが、羽毛ふとんは本来20年以上使用可能な耐久性を持つ製品です。nishikawaが提案する「羽毛ふとんリフォーム」と「羽毛リサイクル」は、廃棄を減らし持続可能な社会に貢献する選択肢として注目を集めています。
限られた資源を未来につなぐ取り組み、羽毛ふとんリフォーム
「羽毛ふとん診断士・リフォームコンサルタント」が最適なリフォーム方法を提案

羽毛ふとんは使用を重ねるうちに汚れや側地の劣化によって膨らみや保温力が失われます。nishikawaのリフォームサービスではふとんを分解し、中の羽毛を丁寧に洗浄・乾燥して新しい側生地に詰め直すことで新品同様に再生します。価格は新品購入よりも手頃で、環境負荷の軽減にもつながります。
利用者は側生地の素材やデザイン、内部のキルト構造を好みに応じて選べるほか、足し羽毛も可能です。季節を考えて厚みを調節することも、良質なグースダウンで上質な寝心地を追求することもできます。加えて、nishikawaでは専門資格を持つ「羽毛ふとん診断士・リフォームコンサルタント」が無料で状態を診断し、最適なリフォーム方法を提案するため、初めての方でも安心です。

水と空気、環境負荷軽減へのこだわり
リフォーム工程の要は「洗浄」と「乾燥」です。nishikawaでは硬度ゼロに近い超軟水を用いて羽毛をやさしく洗い、さらに直径1マイクロメートル未満の「ウルトラファインバブル」で皮脂や臭いを徹底除去します。洗浄後は約120度の高温乾燥で羽毛をふっくらと立ち上げ、冷却過程で細かなゴミやホコリも取り除きます。工場内はプラズマクラスターによって清潔な空気環境を保ち、最後まで衛生的に仕立て直しが行われます。
さらに工場は太陽光パネルを設置し、太陽光発電によるクリーンエネルギーを活用して環境負荷を抑えたリフォームが実現しています。羽毛を再生するだけでなく、未来の暮らしを守る取り組みでもあります。

リフォーム可能店舗はこちら
https://www.nishikawa1566.com/company/sustainability/gdp/shoplist.html
羽毛リサイクルで眠っているふとんに新しい命を
ダウン率50%以上の掛けふとんを回収

押し入れやクローゼットに眠る古い羽毛ふとんも、nishikawaのリサイクルプロジェクトによって資源として生まれ変わります。メーカーを問わず羽毛率50%以上の掛けふとんなら、穴あきや汚れがあっても回収可能です。回収されたふとんは工場で羽毛を取り出し、洗浄・選別を経て、新しい羽毛ふとんやダウンジャケットなどファッション製品に再利用されます。
また、nishikawaは業界横断の「Green Down Project」にも参画しています。ここで回収された羽毛は多様な製品に再生されるだけでなく、リサイクルプロセスから生じる積立金の一部が災害支援や社会貢献活動に充てられます。羽毛を再利用することは、資源循環と社会貢献を同時に実現する取り組みです。
SDGsにつながる未来志向の選択

羽毛は自然の恵みであり、限りある資源です。nishikawaのリフォームとリサイクルは「使わないから捨てる」ではなく「未来につなぐために預ける」という新しい考え方を提案しています。こうした取り組みはSDGsの理念に合致し、持続可能な社会の実現に寄与しています。
ふとんを捨てずに活かす選択肢。それは暮らしを心地よくするだけでなく、環境を守り、次の世代へ資源を引き継ぐ行動でもあります。nishikawaはその実践を通じ、持続可能な未来づくりを支えています。
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西川株式会社:https://www.nishikawa1566.com/
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