ダイドーフォワードは「ニューヨーカー」のレディスラインが3月から復調している。
前年の売り上げを超えているが、減産していることもあり、19年の水準には達していない。特に動きが良く、品薄になっているのは黒のセットアップだ。市場へのスーツの供給が減ったほか、コロナ禍で開催できなかった昨年の入学式を合同などで開催するところも多く、需要が増加したと見ている。欠品するケースも出ている。
モッズコート(3万5000円)も好調だ。1月中旬に投入したが、ハリ感のある素材感が注目されたほか、12月から販売しているライナー付きのステンカラーコート(4万円)も売れており、オンでもオフでも着られる仕様で、冬場の需要もとらえ、人気になった。
単品では七分袖のベルト付きのカットソープルオーバー、ドルマンスリーブ風のニットアイテムなどゆったりした体形をカバーするシルエットのものを中心に売れ行きがいい。
4月は3月後半から動き始めた綿・麻混セットアップ、七分袖のトップに期待している。