欧州ブランド古着販売の「國立外套店」(ナショナルコートショップ)は24年秋冬、有力小売店での期間限定販売会を初めて開催する。
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11月20~26日が伊勢丹新宿本店メンズ館、12月12~25日がランドオブトゥモロー丸の内店を予定。12月11~15日には伊勢丹新宿本店が企画するイベント「ストーリーストア」にもブランドと協業で参加する。
同店は服好きマニア同士のCtoC(消費者間取引)から進化した高級ビンテージを販売している。今では幻と言われるフランスの高級メンズブランド「アルニス」を柱に、21年12月からECとイベント販売を軸に事業をスタートした。この1年ほどは、東京・九段下のレトロな松岡九段ビルで期間限定店を開いてきた。
伊勢丹メンズ館での販売会は「アルニス」などディープなフランスのラグジュアリーブランドのビンテージでメンズアイテムを揃える。ランドオブトゥモローではメンズに加え、初めてレディスの欧州ラグジュアリーブランドでビンテージアイテムを販売する。伊勢丹本館のイベントでは、ユーロビンテージに精通したデザイナー小林学氏が手掛けるメンズブランド「オーベルジュ」と協業して商品開発したジャケットを受注販売する予定。
佐藤閑代表は「今後もファッションだけでなく、フランスの文化や歴史も伝えたいので、リアルな場でのファンとのダイレクトなコミュニケーションを大切にしていきたい」と強調する。