着るだけで虫よけ子供服「カヤ」

2015/03/25 06:59 更新


 子供服のOEM(相手先ブランドによる生産)、エムロード(広島県福山市、電話0849・28・5666)のカヤ事業部は、虫よけ加工「インセクトシールド」を使ったオリジナル子供服「カヤ」の販売とOEMの受注を始めた。安全性と洗濯耐久性の高さが特徴。デング熱や皮膚炎など、蚊やダニを媒介とする病気の予防や対策に関心が高まり、需要は高いと見る。

 インセクトシールドは、米インセクトシールドが開発した蚊やダニなど小さな不快害虫への忌避効果がある薬剤を使った加工品。キク科の植物から虫が嫌う天然成分を人工的に再現してナノレベルの結晶にし、繊維に付着させた。

 70回の洗濯でも高い持続効果がある。米国環境保護庁(EPA)に登録されている。日本では厚生労働省から雑品扱いの販売許可を得た。虫よけスプレーや類似の加工衣料はあるが、安全面と耐久・持続性で差別化する。

 カヤは、メッシュのブランケット(3500円)、メッシュのロンパース(6900円)とパーカ(5900円)、綿Tシャツ(3800円)がある。子供服専門店のほか、海外旅行品やアウトドア用品を扱う専門店やバラエティーショップへも提案する。

 同社は百貨店中心の子供服OEM企業として67年間の実績があり、ベビー衣料でインセクトシールドジャパンと独占販売契約を結んでいる。



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