■ムーブ実態調査2017 新しい移動を〝創発〟するためのプロジェクト組織「ムーブ・デザイン・ラボ」が3月に行った。学生を除く20～79歳の男女2200人が対象。
【知・トレンド】《Dataを読み解く》1カ月の移動回数 70代下回る20代
ジェイアール東日本企画のムーブ・デザイン・ラボの「ムーブ実態調査2017」によると、20代の1カ月の移動回数は40回を切り、定年でリタイアした70代よりも出かけていないことが分かった。スマートフォンの普及により、SNS（交流サイト）やネットショッピングが浸透、あらゆることが自宅でできる環境が移動の減少につながっている。さらに20代では〝家好き〟の傾向も強くなっている。
現在は30代が就職や子育てなどのライフステージに応じて移動のピークになり、以降漸減していく傾向だが、スマホの影響が強い今の20代が年齢を重ねても、同じ動向をたどるとは限らない。移動が当たり前ではない社会が訪れる可能性もある。
