マザーハウス(東京、山口絵理子代表)は19年秋冬物から、レディスブランド「e.」(イードット)を立ち上げた。山口代表兼デザイナーがインドなどで素材開発から手掛けた初のトータルアパレルブランド。21日に東京・台東区の路面の本店、22日に東武百貨店池袋店がオープンした。オンラインショップでも販売する。
レディスウェアを中心に、ストールやバッグ、ジュエリーも揃える。3年後に10店舗を目指し、海外への出店も検討している。
(壁田知佳子)
インド独立に貢献したとされることから「ファブリック・オブ・フリーダム」と呼ばれる手紡ぎ・手織り生地「カディ」を主素材に使った。ブランドコンセプトは「ファブリック・オブ・フリーダム・自由をまとう布で、あなたを自由に」。19年秋冬はシャツ、ニット、ワンピース、アウター、ボトムなど約80型を揃える。
原料は綿やカシミヤなど全て天然素材。シャツ1万8000円から、スカート・パンツ2万4000円から、ワンピース2万6000円から。カシミヤニットや革のバッグ、ジュエリー、インドのアーティストのデザインをハンドペイントした一点物のストールなど、マザーハウスの生産背景を使ったイードットのオリジナル製品も揃う。
同社ではカディのシャツとストールを中心とした「ファブリックマザーハウス」を展開していたが、「シャツ以外のアイテムが欲しいという要望に応え、さらにインドの可能性を追求したい」(山口代表)とイードットを開発した。「バッグのマザーハウスは機能性に配慮して作っているが、服は自分の主観で、好きな物、着たい服」をデザインしたという。
本店は、建築家の藤森照信氏が設計・監修した。ユニークな曲線の窓のある土壁の外壁や、大きな栗の木の什器などブランドイメージを反映した内外装を取り入れた。店内のハンガーやミラーも藤森氏がデザインした。




マザーハウスは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に掲げ、バングラデシュでバッグ・小物、ネパールでストールやニット製品、インドネシア、スリランカでジュエリー、インドでアパレル製品を、自社工場や提携工場で生産している。店舗数は国内29、台湾6、香港2、シンガポール1。
