ムーンバットは18年春夏から、レイングッズで新ブランド「フロータス」と「エスタ」を立ち上げる。バラエティーショップやセレクトショップなど専門店、ECチャネルに向けて、現在主力の百貨店顧客よりも若い世代をターゲットに価格も抑えたラインナップを企画した。2ブランド合わせ、初年度売上高5億円(小売価格ベース)、次年度10億円を目指す。
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フロータスは、超撥水(はっすい)技術を使用したブランド。生地表面のマイクロ・ナノ構造が生地と水滴の間に空気層を確保し、超撥水を実現した。長傘、折り畳み傘合計6型(3800~4500円)があり、10色を揃える。
エスタは、高校生~20代前半の女性をターゲットにした楽しさのあるプリント柄のブランド。ファーストシーズンは、カモ井加工紙のマスキングテープブランド「mt」(エムティー)や、テキスタイルコンバーターのコッカと協業した2シリーズを発売する。
エムティーのシリーズでは、グラフィカルでカラフルな同柄のマスキングテープもセットで売る。長傘、折り畳み傘(いずれも2000円)で全20柄。コッカのシリーズは、同社の4人の作家と組み、長傘、折り畳み傘、パラソル(2900~4500円)でレトロなタッチの計5柄。イメージキャラクターに女優の堀田真由さんを起用し、ルックブックも作成する。今後、レイングッズ以外のアイテムの企画も予定している。
同社は昨年4月に新設した事業戦略部で、店舗開発、開発営業、EC、小売りのハンウェイの4部門で新チャネル開拓の取り組みを進めている。