仏モード・シティー、来場者18%増に パリ開催寄与

2017/07/21 12:00 更新


ワコールの新作「レースアフェア」

 【パリ=松井孝予通信員】水着とランジェリーの国際見本市、仏モード・シティー18年夏がこのほど、パリ・ポルト・ド・ベルサイユ国際見本市会場で開催された。400社が出展。来場者は前年同月に仏リヨンで開かれた同展より、会場がパリに戻ったことも寄与し18%増だった。

 来場者は国別でフランスが全体の28%を占め1位。ドイツ、イタリア、スペイン、英国の欧州諸国が続き、日本は9位だった。同展では世界第3位の水着輸出国(16年輸出額5700万㌦)コロンビアを招待国に、同国の23の水着ブランドを集めたゾーンを開設。また、初めて一般に向けてショーを開き、華やかさを添えた。

 日本からは機能性ランジェリーを得意とする「プルミエ・美人工房」と無縫製下着の「テノ」が初出展。40ブランドに限られたハイクリエイションゾーンには、「エクスポウズド」に継続出展の「ランジェリーク」が選ばれた。

 ワコールヨーロッパは傘下6ブランドをまとめ、同展最大規模のブースを構えた。

 「ワコール」ブランドは、アーティスティックディレクターのワカシロサチによる、ソフトカラーのフレッシュで輝きのあるフェミニンなコレクションを発表。シャンティー、ストレッチリバーレース、刺繍を施したファッションライン、レースを使ったトランスペアレントなセクシーなシェイプラインが好評で、活気のある商談が続いた。




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