東京ミッドタウン八重洲が3月10日に全体開業 商業施設は年間売上高75億円、1000万人の来館目指す

2023/03/07 14:03 更新


2階には食、アートなどで構成するスペース「ヤエスパブリック」も配置

 三井不動産は東京駅八重洲口前に大型複合施設「東京ミッドタウン八重洲」を3月10日にグランドオープンする。東京ミッドタウンは07年に開業した東京・六本木、18年の東京・日比谷に続く3施設目。商業施設は日本の物作りやこだわり、ライフスタイルをコンセプトにした57店が出店、ワーカーや都心生活者、国内外からの観光客など幅広い客層を対象とする。商業施設の年間売上高は75億円、来館者数は1000万人を目指す。

 施設は東京駅直結で、地下街のヤエチカ(旧名称・八重洲地下街)とつながる。建物は地下2階~地上7階の「八重洲セントラルスクエア」(延べ床面積5850平方メートル)と地下4階~地上45階の「八重洲セントラルタワー」(約28万9750平方メートル)。昨年9月17日に地下2階のバスターミナルの第1期と地下1階の商業店舗などが先行開業した。オフィス、ビジネス交流施設のほか、「ブルガリホテル東京」(4月開業)、小学校や保育所なども入れた。

 商業施設は地下1階~地上3階で、新業態は9店、初出店は6店、商業施設初出店が21店、東京初出店は11店。地上1階は「ジャパンラグジュアリー」をコンセプトとし、京都・西陣の織物メーカー、細尾によるライフスタイル店舗「ホソオ・トウキョウ」、ニットウェア「CFCL」、三陽商会の新業態「三陽山長・粋」、メンズルームウェア「ジェラートピケ・オム」1号店や「オニツカタイガー」の新コンセプト店などが出店。2階は「ジャパンライフスタイル」がテーマ。東京のスポーツチーム・団体によるライフスタイルブランド「トウキョウ・ユナイト」などのほか、バーなどの飲食とアートギャラリー、共用席などで構成するスペース「ヤエスパブリック」を開設した。3階には飲食店が入る。



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