齋藤賢吾さん
「会社の存続には全員が当事者意識を持つことが重要で、そのためには全社員が共感できる理念が必要だ」として、「社員一人ひとりに、仕事だけでなく、人生も楽しんで豊かになってほしい」を理念に定めた。アパレル業界では先陣を切ってウェルビーイング経営を進め、連続増収増益を達成するなど会社の成長は著しい。「アパレル業界は稼げない、残業が多い、きつい、といったイメージを払拭（ふっしょく）したい」と、「ウェルビーイング経営で成功するロールモデルとなり、業界全体のイメージ向上につなげるのが使命」と熱く語る。社名にもある「未来の人々が、驚き、喜ぶようなことを提供する」ことを愚直に進め、ワクワクする会社に成長した。
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仕事と人生を楽しみ、豊かに
――ユニークな社名に込めた思いは。
会社を設立したのは18年前です。新卒の時期に就職活動をしましたが、当時は就職氷河期。自分と合う理念を持つ会社に入ろうと思っていましたが、数十社受けても全く内定が取れませんでした。「理念が合致する、入ってみたい会社」から、「何が何でも内定を取るための会社」へと目標を切り替え、運良く、1社だけ内定がもらえました。そして入社式を迎えますが、当日、駅とは反対方向に歩いていて…。入社式の日に退社しました。
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