フリーの販売員、隙間時間で報酬月50万円 メッシュウェル

2020/01/17 10:10 更新


 隙間時間に働きたい個人と人手不足に悩む店をオンラインでつなげるプラットフォームを運営するメッシュウェル(東京、窪田光平社長CEO=最高経営責任者)の登録ユーザーで、月商50万円以上を得る販売員が登場した。保険や税金などを個人で納めるため実質の手取りは減るが、それでも企業に勤める一般の販売員よりは高い。窪田社長は、「販売を生業として自立するのに月50万円は一つの指標。サービス開始1年で達成できた人が出てきたのはうれしい」と話している。

 働き手は、働きたい時間やエリアをサイト上に掲載。店側が適任者を見つけてオファーし、双方納得した上でマッチングする。相互評価の仕組みを設け、サービス水準を落とさないようにしている。時給は働き手が決める。

 この女性は、月に130~170時間をマッチングで販売に入るなど、労働時間は正社員に近い。付帯業務もなく、販売に専任できるメリットがあるが、11月に月の報酬が40万円、12月には50万円を超えた。現在はメッシュウェルのサービス利用のみで生計を立てているという。

 「他のタレント(同社での販売員の呼び名)と比べ、自立心と行動力は抜きん出ている。異なる店からのオファーでも臆せずどんどん仕事を進める点が秀でている」(窪田社長)という。「夢のある話」にするには、「もう少し売り上げがあれば」とも。とはいえ、助っ人としてスポットで店に入り、それなりに稼げるというのは、これからの新しい働き方として選択肢の一つになり得るのかもしれない。



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