韓国のファッションブランド「マーティンキム」が香港に店舗をオープンした。これを契機に国外進出を本格化する。
マーティンキムは今年4月、香港、マカオ、台湾の現地パートナーと商品独占輸入及び流通契約を結び、グローバル市場進出を準備してきた。今年、東京、名古屋などで開設した期間限定店を通じて、グローバル市場での可能性を確認したことから、国外の消費者との接点を本格的に拡大するために、国外出店を進めていく。
その第1弾として、10月26日に香港のコーズウェイベイに、約106平方メートルの店舗を開設した。コーズウェイベイは香港の主要な繁華街の一つであり、多様な文化とグローバルトレンドを発信するホットプレイスとして注目されているだけに、同ブランドの魅力を香港や、アジアの消費者に効果的に伝えることが期待されている。
香港の店舗では24年秋冬コレクションをはじめ、定番として定着したシグネチャー商品、ハイエンドラインの「キムマーティン」など様々なアイテムを揃える。オープンから3日間で、85万香港ドル(約1680万円)を売り上げた。
マーティンキムは今回の香港出店を契機に、国外店舗を拡大し、グローバル展開を加速する。11月に台湾、12月にはマカオに出店し、5年以内にアジアを中心に27の国外店舗をオープンする予定。その後、国外の期間限定店の継続的な運営とローカライズ戦略を通じて、アジアだけでなく世界に影響力を広げ、グローバルファッションブランドに飛躍する考えだ。
(韓国・TENANT NEWS)
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