染色加工はこの間、コスト増に対する価格転嫁が進み、利益は改善傾向にある。各社の商品構成によっては、暖冬影響による冬物の受注減が響いた。
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粗利益率2.2ポイント増
上場4社のうち、各社の関連セグメントを合算した繊維売上高は全社が増収。利益は赤字継続の東海染工を含め、増益または赤字幅が縮小した。非繊維を含む全社連結の粗利益率は平均17.9%で、前期比2.2ポイント増と大きく好転した。各社改善もしくは横ばいだが、特にソトーの利益率向上が際立ち、7.5ポイント上昇した。
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