《素材メーカー、商社の決算分析⑤》染色加工 増収も原燃料高騰が直撃

2023/05/25 11:30 更新有料会員限定


 染色加工は本業の染色、サブセグメントの生地・製品販売などいずれも市況回復傾向を受けて2ケタの増収となった。一方、エネルギー代を中心に原燃料のコストアップが期の後半にかけて顕著となり、4社中2社が赤字だった。

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粗利益率1.2ポイント悪化

 各社の繊維関連セグメントを合算した繊維事業の売上高は4社いずれも増収。ソトー(前期比31.6%増)、セーレン(24.7%増)の伸びが大きいほか、東海染工(15.9%増)、小松マテーレ(12.9%増)と軒並み2ケタ増だった。一方、営業利益を伸ばしたのはセーレンのみ。小松マテーレは微減。東海染工とソトーは赤字で、東海染工は赤字幅が拡大、ソトーはやや改善した。なお前期まで表に記載した倉庫精練は昨年12月の上場廃止に伴い、今期から非掲載。

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