マッシュスタイルラボは29日、アンダーウェアブランド「アンダーソンアンダーソン」の1号店を東京・新宿のニュウマン4階に出店し、レディスブランド「スナイデル」はルミネ新宿・ルミネ2の2階にある1番店をリニューアルオープンした。
(石井久美子)
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アンダーソンアンダーソンは和紙素材の機能性や肌触りを生かした肌着で、メンズ、レディスを中心にベビー用や雑貨も扱う。店舗面積は約86平方メートル。横長の店内は柔らかな白の空間で、和紙のシンプルな美しさを表現。内装にも和紙を取り入れ、和紙を貼った陳列台は和紙職人のハタノワタル氏によるもの。来年に2号店を予定する。
スナイデルは、サステイナブル(持続可能な)デザインの新店装を採用した。80%以上にエコ、リサイクル素材を使用。蛍光灯やブラウン管の廃材は溶かして透明な板に加工し、什器や内装の一部として生まれ変わらせた。床材やマネキン、鏡、天井のパーツもリサイクル素材や環境負荷の少ない素材にした。
壁面には大きな大理石を使った。バウハウスから連想したミニマムなデザインも特徴だ。ルミネ新宿を皮切りに、全国の店舗にもこのコンセプトを反映させていく。29日には同店限定商品も発売した。
◆その先のストーリーへ
近藤広幸社長の話
マッシュグループとして16年から「ファーフリー」を宣言し、準備を進め、満を持してスナイデルの新店装で今後の姿勢を示した。お金も手間も非常にかかっているが、店舗の資材などはどうでもいいと考えるブランドの服は買ってもらえないだろう。ただしエコは押し付けるものではない。お客様が見たものがまずおしゃれであることが大切だ。スナイデルの見たことのない格好良いお店や、アンダーソンアンダーソンの機能的でさらさらとした快適な肌着を提案し、サステイナブルはその先のストーリーだと思う。