ジーンズカジュアル店運営のマルカワ(東京都町田市)は4月26日、東京・池袋に新店をオープンした。コロナ禍以降、初の都心への出店。定番商品が多い郊外の既存店に比べて、インバウンドと若年層へ向けた商品を増やし、新規客を開拓する。
同社はコロナ禍以降、ECを強化してきた。現在は全体の売り上げの約9割がECだが、店舗の客数も戻り始めた。「特に中野店でインバウンド売り上げが伸びた、都内店にはチャンスがある」と見て今回の出店を決めた。
売り場面積約90平方メートルの路面店。既存よりも手狭なため、商品を絞り込む。インバウンド客を狙い、和柄のTシャツや法被を販売する。若年層が多い立地のため、オーバーサイズのパンツやグラフィックTシャツなど、トレンド性の高いアイテムも扱う。
店長は本社でバイヤー経験がある社員が担当し、商品仕入れの権限も持つ。客の反応を見て素早く品ぞろえを変える「個店のような」店にする。
都心の集客力を生かし、仕入れ先のブランドの期間限定店なども検討する。