ルック 19AWからデンマーク「レインズ」の販売開始

2019/01/25 06:30 更新


 ルックは19年秋冬、デンマークのレインウェアとバッグのブランド「レインズ」の輸入販売を始める。セレクトショップやライフスタイルショップなどの実店舗・ECへの卸売りを主力に販売する。自社ECでも取り扱う。

(壁田知佳子)

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 レインズはヘルシンキの大学の同級生だったフィリップ・ロトコとダニエル・ヘッセラガーが12年に設立した。雨の日にもファッションを楽しむための、機能的でシンプル、モダンなユニセックスのレインウェアとバッグを揃える。ウェアは一部、レディスのみの物もある。ウェアとバッグは、型数・売り上げともに半々。顧客の男女比も半々という。

 欧米を中心に有力セレクトショップや百貨店インショップに販路を広げ、16年にデンマーク第2の都市、オーフスに初の直営店を出店。17年にはパリ、アントワープ、コペンハーゲン、ニューヨーク、アムステルダムに直営店を出した。18年に12店舗を出店、19年には20店舗の出店を計画する。日本でも将来的には直営店の出店も構想する。

 レインコートやレインジャケット、バックパックやトートバッグなどの定番商品をメインに、シーズンカラーや秋冬の中わたのアウターなどを加えてコレクションを作っている。定番商品は、ポリエステル生地にポリウレタンをコーティングした素材を使う。縫製後に縫い目部分に超音波接合しており、肩や背中の雨に当たりやすい部分は2度の加工をすることで強度を確保している。

 雨の日だけでなく日常や野外フェスにも使えるミニマルなデザインを切り口に、レイン用品やアウトドア用品としてではなく、ファッション商品として打ち出していく。

 定番アウターは5サイズを揃える。中心価格は、アウターは1万円台半ば、バッグは1万円台前半~半ば。

ミニマルなデザインで日常使いも
売り上げ・型数の半分を占めるバッグ・バッグパック


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