ブランドやショップ運営をサポートするレインボーシェイク(東京、山田雅之代表)は、プロデューサーの木村なつみさんが手掛ける「ラストサンプル」で22年春夏、「ストーン」をテーマにしたコレクションを企画した。イメージするのは、研ぎ澄まされた石。無駄をそぎ落としたシンプルなデザインを軸に、シルエットにこだわったリラックス感のあるアイテムを提案する。
ラストサンプルは、21年秋冬にデビュー。ディレクターはインスタグラムで約14万人のフォロワーを持つ木村なつみさんが務める。木村さんは高校時代にハンドメイドのアクセサリーが5分で数百個分を完売するなど、学生時代からその才能を開花させていた。積極的に自身の名前を前に出さないプロデュース方針と高い商品力で、同世代だけでなく幅広い世代から人気を集めている。

「未完成を完成とする服作り」を掲げ、一つのスタイルや性別に偏りすぎない「あいまいな」デザインをモットーにする。今春夏物は「何年もかけて形作られるが、完成形がないところが魅力」とし、石からインスピレーションを得た。
セットアップとアウターが主力アイテム。セットアップは、無駄なディテールをなくしてシルエットにこだわったスウェットのノースリーブのトップとセンタープレス入りのパンツ、石の層をイメージしてポケットの上にフェイクポケットを重ねた半袖のジャケットとスラックスなど。アウターは、デニムの裏面をポイント使いしたデニムジャケットやトレンチコートがある。
中心価格は、アウター税込み2万4000円、ジャケット1万4000円、パンツ1万2000円。

